【FreeCAD初心者ガイド】FreeCADでも部品の組立〜『Assembly4』と『A2plus』を導入する
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2023/07/04

FreeCADの組立(Assembly)系のサードパーティ製の拡張ワークベンチは、現在も有志の 方々によって開発が進められている
この2つのワークベンチは若干使える機能や操作方法が異なるものの、「部品を組立てる」という目的においては、現状ほぼ同等の結果が得られるので、使ってみて気に入った方を利用されると良いでしょう。
ここでは、この2つのワークベンチの導入方法と、おおよその概要をまとめてみます。
Assembly4を利用する
最大の特徴として、FreeCAD v0.19以降のExpression Engineに対応しているため、高度なパラメトリック操作が可能になっている点です。
チュートリアルやサンプルファイルは以下のレポジトリから入手・参照できます。
このワークベンチを紹介するのチュートリアル動画では、おおよその操作概要を見ることができます。
さて、導入はアドオンマネージャから行います。
FreeCADのメニューバーから、
[ツール] > [アドオンマネージャ]
アドオンマネージャのダイアログが立ち上がったら、
「Assembly4」
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インストールが完了して、FreeCADを再起動したら利用可能な状態になります。
『Assembly4』の主な特長として、
+ パラメトリックな組立がベースになっているため、
よりエンジニアリング視点からの厳密な組立が要求される製品
に適用されるのに向いている
+ モデルの座標系を数値的に把握しておかないと
組み立て操作が割と慣れるまで難しく感じる
みたいなところでしょうか。
ホビーユースからメーカーのエンジニアリングにまで使える「お硬い作りの」拡張ワークベンチです。
A2plusを利用する
もともと「Assembly2」の派生であるので、基本的には先程の「Assemble4」と同じように使えますが、「A2plus」の方が若干操作がシンプルで、感覚的な操作も使いやすいのが特長です。
公式のデモ動画では、簡単なモデルによる組立て方法を知ることができます。
こちらも先程と同様、
アドオンマネージャ

アドオンをインストール後、FreeCADを再起動したら利用可能です。
『A2plus』の主な特長として、
+ 操作ツールが豊富に用意されているため、
感覚的な操作が可能なため、パーツの位置合わせなどが行いやすい
あまり寸法などを気にせずにサクッと組み立て操作をやってみたいときなどに重宝します。