【LTspice入門】バイポーラトランジスタの自作サブサーキットモデルを作成する


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2021/10/10
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蛸壺の中の工作室|バイポーラトランジスタの自作サブサーキットモデルを作成する



今回はバイポーラトランジスタの自作サブサーキットモデルに基づく、単独コンポネント化の方法を紹介します。
基本的な手順は以下の記事にまとめています。

合同会社タコスキングダム|蛸壺の技術ブログ
【LTspice入門】自作サブサーキットモデルで回路シミュレーションに組み込む

LTspiceの自作コンポーネント作りのためのサブサーキットの自作方法を実例を踏まえながら考えます。



この手法をベースにして、バイポーラトランジスタの自作部分へ組み込む勘どころを簡潔に解説してみます。


バイポーラトランジスタの自作サブサーキット



以前、
バイポーラトランジスタの基本特性をシミュレーションした際の記事 で、ビルドインライブラリである standard.bjt を使う方法をやっていました。


合同会社タコスキングダム|蛸壺の技術ブログ
【LTspice】バイポーラトランジスタの基本特性をシミュレーションしてみる

バイポーラトランジスタの2SC1815と2SC2120を例に基礎特性LTspiceでシミュレーションする手順を検証していきます。

“LTspice バイポーラトランジスタ” などでウェブ検索すると大体同じような方法を紹介されている技術サイトがほとんどかと思います。
このLTspiceのビルドインライブラリはプログラムをインストールした場所の
./lib/cmp/ 以下に配置されている standard.~ のような名前のファイル群であらかじめ用意されています。
なので、このライブラリのリストに無いプロダクトモデルを使いたい場合、同カテゴリの
standard.~ に追加するスタイルで利用できるようになります。
この方法が自作デバイスを試すには一番手っ取り早いです。
もしくは
./lib/subフォルダ以下にモデルファイルを保存して、解析スクリプト中で.INCLUDEから呼び出す方法 もあります。

これらの方法でデバイスの自作モデルを使うアドバンテージは、