【FreeCAD使い方講座】FreeCADでのオブジェクトのアタッチメント
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2024/06/29

FreeCADにおける
アタッチメント可能な形状オブジェクトとアタッチメント方法にもいくつか種類があります。
ここではFreeCADでのアタッチメントの基本となる使い方を図解していきます。
アタッチメントの基本
アタッチメントの基本的な操作から理解してみましょう。
簡単な操作一例
ソリッド(立体形状オブジェクト)なら何でも良いのですが、簡単のため
[Part]
立方体
660x567

ついで、
[Draft]
756x579

FreeCADのアタッチメントの概念は、
少し使い方で混乱が生じやすいのは、「移動元オブジェクト」と「移動先オブジェクト」の2つがセットになって存在しているため、どちらにアタッチメントを設定すべきか紛らわしい点です。
正解から言うと、アタッチメントを設定するのは
例えば先程のフェイスをソリッド(の特定の場所)へ移動させたいとしましょう。
フェイスのほうを移動させたいので、アタッチメントの設定対象とするのはこの場合フェイスです。
フェイスを選択し、コンボビューのデータ欄から、
[Attachment] > [Map Mode]
781x525

すると
Attachment
参照1
参照2
参照3
1017x734

これで
[OK]
870x420

とはいえ、オブジェクトの移動後の初期位置はシステムによる自動計算なので、思うような位置に張り付かないことがあります。
そこで期待どうりの位置に微調整できるように、
Attachment
アタッチメント・オフセット
762x398

なおここでのオフセットに使う
XYZ軸
せっかくなのでもう一例やってみます。
続けざまにソリッドをフェイスに移動するようなアタッチメントをやってみましょう。
今度はフェイスが動かないように、アタッチメントモードを
非アクティブ化
個別にデタッチ(非アクティブ化)する場合には、
[Attachment]設定 > [アタッチメントモード] > 非アクティブ化
742x402

もしくはリンクしたオブジェクト情報ごと消し去る場合、オブジェクトのプロパティから
[Attachment] > [Support]
リンク
[クリア]
845x276

前述したように今度はソリッドのほうにアタッチメントを設定することで、フェイス上の期待した位置に移動することができます。
857x486

アタッチメントモード
先程のアタッチメント操作の概要でも出てきたように、狙った位置にオブジェクトを移動させるための重要な項目に「アタッチメントモード」があります。
アタッチメントモードとしては以下のようなものがあります。
他のより詳しいアタッチメントモードに関しては以下のドキュメントをご覧ください。
スケッチにオブジェクトをアタッチメントする
アタッチメントで良く行う操作にスケッチをオブジェクトへ移動させる場合はあります。
FreeCADではスケッチもアタッチメント可能なオブジェクトになっています。
例えば
[Sketcher]
1177x547

アタッチメントのやり方は、先程のオブジェクトの場合と同様ですが、指定できるアタッチメントモードはかなり限定的になります。
このためスケッチはほぼ任意の平面へしかアタッチメントできないので、より複雑なアタッチメントにはオフセット量を調整して移動させます。
スケッチにアタッチメントを利用することで、柔軟なモデリングの設計が可能となります。
1017x873

まとめ
今回はFreeCADの基本テクニックのうち、「オブジェクトのアタッチメント」に付いて解説していきました。
アタッチメントの使い方の理解を深めることによって、より高度な3Dモデリングが可能となりますので、じっくりと使いこなしておきましょう。