ラズパイ4デジカメ計画④〜3Dプリンターでカメラ筐体を作る
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ラズパイ4デジカメ計画③〜Nodejsでlibcameraを使ったカメラ機能を実装する
シリーズ連載してきた『ラズパイ4デジカメ計画』もこの記事で最終回です。課題として残っていた「デジカメ筐体」を3Dプリンターで作製する過程を紹介し、組立〜動作確認まで一通り行っていきます。
カメラ筐体のパーツ組立
まずは、組み立て式のカメラのケース部品を「設計」していきます。ここでの3Dモデルについては、著者の無駄に余らせている在庫ジャンクパーツの数々を割り当てているので、「なんでそんな形状や寸法になっているの?」というごもっともなご意見にはお答えしかねますが...現状、本人が精一杯考える"デジカメっぽいやつ"です。製品化するつもりもない趣味のレベルですので温かい目でご覧ください。そもそも3Dプリンターによる立体物の作製は、一般的に印刷速度には限界があるため、量産には向かないです。一方で工業製品の工程では到底不可能な、非常に複雑な形状を一回で出力できるメリットを最大限に活かし、できるだけ少ない点数のパーツで組めるように心がけながら、3DCADでモデリングを進めることができるのが最大の魅力です。ともかくケースの設計ができたらパーツを順次印刷していきましょう。<...3dプリントした写真>パーツで分割するという特性上、パーツごとの勘合をどういう方式にするかはあらかじめ決めておく必要があります。ここではネジ留めによる固定を想定して、ネジ下穴を開けるような構造を作っていますが、M4サイズ以下のネジの下穴サイズはかなり細かい寸法になるため、出力する造形物のスケールにもよりますが、3Dプリンター出力後の実際の穴の寸法とかなり異なる場合が多いです。ということで、しっかりとネジ留めしたい箇所には、((インサートナット --- amazon ad))を埋め込む方式にします。インサートナットを埋め込む作業
3Dプリントした造形物へインサートナットの埋め込みでもっとも簡単な方法がハンダゴテによる圧入です。フィラメント材料によっても最適な圧入温度は微妙に違うようですが、焦げない程度に熱すぎず、かといって的確に短い時間で埋め込みたいため、手元の温調機能のあるハンダゴテで、370℃に設定して素早く埋め込みます。作業は若干器用さが必要ですので、多少はゆがんでしまう...のはしかないと割り切ります。パーツが組み立てられたら結果オーライ。
理由を集約したタイトル
利用例か具体例
まとめ
参考サイト