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2023/09/20
最近、ふと目に止まったYoutubeのDIY系動画で、「瞬間接着剤とベーキングパウダーを使ったライフハック」の内容ががとても興味深かったので、少し調べてみました。動画中では、その硬さを活かした利用法をいくつか提案されているようです。調べると結構やられいるテクニックのようで、細かいおもちゃの破損部分の修復だったり、ポリスチレン発泡部品のような接着剤が効きにくい多孔質材料の組立て、硬質材料同士の接合、鋳物品の割れの補修...等々、主に小物の修復と相性が良いようです。そこで著者も試しに何かでトライしてみようということで、これまで何度となく割れるたびに捨ててきた、「スマホの電源ケーブルの付け根」を固めてみようかと思います。
瞬間接着剤シアノンSW 50g(低粘度) 【激落ちくん】重曹 粉末タイプ 1kg 瞬間接着剤と重曹でなぜ固まる?
結構昔から、特定の瞬間接着剤と、重曹(炭酸水素ナトリウム)と混ぜると、かなり硬い充填材として使えることが知られていたようです。重曹以外でも、酸化カルシウムなどでも硬く硬化するそうで、使用済み使い捨てホッカイロの粉でもいけるとの報告もあるようです。ただし、市販されている瞬間接着剤の製品としては、その製品ごとに主成分が異なるので、瞬間接着剤の購入の際には、注意が必要になります。重曹(ベーキングパウダー)と反応して充填材として機能する成分は、「シアノアクリレート」ですので、これが主成分でない瞬間接着剤は対象外になります。
瞬間接着剤シアノンSW 50g(低粘度) 【激落ちくん】重曹 粉末タイプ 1kg 被覆の割れたケーブルが直るのか試してみる
iPhone用の充電ケーブルで、繰り返し抜き差しをするうちにストレスに耐えきれなくなって、保護被覆が破断してしまうヤツです。これのせいで結構、ケーブルを買い換えてきたので、修復できるならありがたいことです。瞬間接着剤はシアノアクリレートが主成分の液状タイプを使います。瞬間接着剤には、他にジェル状というタイプもありますが、液が狙ったところにポタポタと当たってほしいので、今回のテクニックでは液状タイプ一択になります。最初に重曹を断線した隙間に詰めてみます。...修復箇所が平面的でなく立体的なので、パウダーを落とすところが狙いにくいですね。まぁ、重曹自体めちゃくちゃ安いので、これでもかいうくらいドバドバと埋もれるくらい振りかけておきます。で、硬めたい場所へ瞬間接着剤を滴下します。硬化は一瞬で完了します。位置を裏返して、反対側からも同じ手順を繰り返します。終わったら、余分な重曹の除去して、生成物の硬化具合を確認してみます。噂通り、かなり硬い素材で破損部分が覆われていることを確認しました。このままだとモコモコした素材感がハンパないので、カッターやハンドリュータ等で削って成型します。適度に削れるので、加工性も良好です。後はスマホを充電してみて、問題なさそうなので、ちょっとした小物を修復するのには非常に良い方法だと感じました。
瞬間接着剤シアノンSW 50g(低粘度) 【激落ちくん】重曹 粉末タイプ 1kg まとめ
ケーブルなどの応急処置的な方法としても使えそうなので、なにかあったときに覚えておくと役に立つことがあるでしょう。また接合する材料の種類には影響しないので、多目的に接着できる手法として、応用の幅も広がりそうです。参考サイト
瞬間接着剤とべーキングパウダーを試してみる。